生涯現役80歳雇用の実現〜大手家電量販店ノジマ〜
(出典:時事通信社)
時事通信社によれば、7月27日、家電量販店大手の「ノジマ」が従業員が最長80歳まで働ける制度を導入したことを明らかにした。目的はベテラン従業員の販売ノウハウを活用するのが狙いだと言う。対象者は全社員約2500人となる。
「ノジマ」は7月1日付で社内規定を改めて、65歳の定年後は、従業員の健康や生活実態を考慮しながら、1年ごとに短期契約を更新する形で雇用期間を延長する。勤務形態は従業員の個別相談に応じるかたちで、時短勤務などを取り入れ、柔軟に対応する方針とのこと。仮に本人が希望すれば80歳を超えても雇用継続を検討するという。
なお、厚生労働省が令和元年に発表した統計調査によれば、65歳までの雇用確保措置のある企業は161,117社で割合として99.8%と、ほとんどの企業で65歳までの雇用措置を取っている。
また定年制においても、65歳定年制の企業割合は17.2%と低い一方で、66歳以上でも働ける制度のある企業割合は30.8%、70歳以上でも働ける制度のある企業は28.9%と比較的高い。
社会全体としても、定年の高齢化が進んでおり、今回の80歳雇用となると、男性の平均寿命とほぼ同じである。まさに生涯現役というのがリアルさを増す。
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