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育休中に資格を取得するならこの資格!おすすめ9選!

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育休中に資格を取得するならこの資格!おすすめ9選!

産休・育休期間中は、子育てが大変だと思う一方で、子供と一緒にいる時間というのは幸せな時間でもあります。

今では男性・女性ともに育児をするという意識も浸透しており、夫婦で育休を取得するということも珍しくありません。

一方で、産休・育休期間中は仕事から離れてしまっているため、どうしても


「仕事していないけど、このまま何もしないで良いのかな?」
「復職後は、上手く仕事ができるのかな?」

と漠然とした不安を感じてしまう方も多いのではないでしょうか?

実際に育休中の女性を対象としたアンケートでは約80%の方が「将来のキャリアを不安視」しているとのことであり、これは男性についても似たような結果が出ており、「昇給や昇進が遅れる」という不安もあるようです。
(参考資料:PR TIMES 「約8割のママが産休・育休によるキャリアへの影響を「不安視」
(参考資料:PR TIMES「男性育休に関する意識調査 第2弾 男性育休取得での不安1位は」

ただし、働く親として不安を持ってしまうのは当然のことであり、特に子供が初めて生まれた場合、今まで「自分中心だった生活」が「子供中心の生活」に変わるので、今までの「時間の使い方」や「働き方」そのものを見つめ直す切っ掛けとなります。

だからこそ、産休・育休期間中は、

・今の会社に復職しても、育児しながら仕事ができるのかな?
・復職しても、時短勤務で働いた方が良いのかな?
・それとも新しい仕事を探そうかな?
…etc

と、働き方について、じっくりと考える時間でもあるのです。

そこでもし皆さんが、産休・育休期間中にキャリアについて不安になったり、働き方について悩まれていているようでしたら、ぜひ学びの機会として「資格取得のために勉強する」「習い事をする」ことをお勧めします。

実際に育休経験者の話では、育休中の過ごし方として「習い事や勉強する」が上位にあり、理由として

育休中だからこそ、子供が寝ている時間(隙間時間)などを有効活用したい
復職に向けて仕事に活かせるような資格の勉強をしている
(参考資料:KIDSNAシッター「有意義な育休の過ごし方。育休経験者がやっておけばよかったと感じること」

と言った声もあり、著者である私自身も現在育児をしながら仕事をしていますが、やはり育児をする当初はキャリアに対する不安があったことと、また子供が寝ている時間(隙間時間)にできることはないか?と考えたときに、まずは自分磨きとして資格取得のために勉強した経験があり、その結果無事に社会保険労務士の資格を取得することができました。

今回記事では、産休・育休中だからこそ自分磨きとしてお勧めの資格を目的別に紹介しています。

皆さんもぜひ資格を取得してキャリアに対する不安を解消してはみませんか?

【この記事でわかること】

「育休中にお勧めの資格がわかります!」
「資格取得のために勉強することで、キャリアに対する不安が解消できます!」

★資格に関する資料請求はユーキャンへ

復職後のスキルアップに役立つ資格

育休中の隙間時間を利用して、比較的取得し易く、復職後の仕事に役立つ資格を紹介します。

①簿記検定(日商簿記)2級・3級

簿記とは「お金や財産に関する営業取引を帳簿に記録すること」をいい、簿記を学ぶことによって、決算書を読む力はもちろん、ビジネスの基本ともいえるコスト感覚が身につきます。

また簿記検定とは、簿記の基礎知識、計算能力などを判定するための試験であり、日商簿記・全経簿記・全商簿記の3種類がありますが、その中でも、日商簿記は日本商工会議所と各地商の工会議所が主催する簿記の検定試験であり、簿記検定の中では認知度が高いことから、簿記検定の中で受験者数も多く、就職・転職にも有利な資格と言われいます。

簿記はすべての会社に共通しているので、すべての社会人の方にとって役立つ資格の代表的なものなので、ぜひお勧めした資格です。

日商簿記の場合は1級・2級・3級・簿記初級・原価計算初級の5種類がありますが、3級から受けるのが一般的であり、年3回受験できるのと、受験料が3,000円と比較的リーズナブルなことから、気軽に取得できる資格としても有名です。

資格種類 民間資格
運営団体 日本商工会議所
合格率 【3級】50%前後
【2級】20%前後
学習時間(目安) 【3級】50~70時間
【2級】200~300時間
学習方法(参考)
【3級】
参考書での独学で十分に合格が狙えます
【2級】
独学の場合は時間確保が難しいので、通信講座の受講も検討しよう

《独学用おすすめの参考書・問題集》

《おすすめの通信講座》



②マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)

マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト資格(以下、MOS資格)とは、マイクロソフト社が公式に発表している、WordやExcelなどのマイクロソフト・オフィス製品の利用スキルを客観的に証明することのできる資格を言います。

会社に事務職として働いている場合、会議の議事録や報告書、また資料作成など多岐にわたり、パソコンでWordやExcelを使用することが日常茶飯事です。また営業職として働いている場合でも、見積書や提案書をWordやExcelで作成し、プレゼンテーション資料などでPowerPointで作成することも多々あります。

今では当然のようにパソコンが使われていますが、「パソコンスキル」というのは特に基準がないことから、結構曖昧に評価されがちではありますが、自分のパソコンスキルを客観的に証明できるものとして、MOS資格は非常に有効的です。

MOS資格には一般レベルと上級レベルの2種類あり、資格試験が全国で月1~2回とその都度開催されており、非常に受験しやすい資格としても有名です。受験料が10,000円程と少し高めではありますが、復職後の実務に役立つことや、就職・転職時にもパソコンスキルが客観的に証明できるので、ぜひ取得しておきたい資格の1つです。

資格種類 民間資格
運営団体 マイクロソフト社
合格率 【一般レベル】80%前後
【上級レベル】60%前後
学習時間(目安) 【一般レベル】40~80時間
【上級レベル】40~80時間
※PCスキルを持っている程、短い学習時間で取得が狙えます。
学習方法(参考)
【一般レベル】参考書での独学で十分に合格が狙える
【上級レベル】参考書での独学で十分に合格が狙える

《独学用おすすめの参考書・問題集》

③TOEIC

TOEICは、アメリカにある非営利テスト開発機関であるEducational Testing Service(ETS)が開発・制作している英語コミュニケーション能力の測定するテストであり、英語力測定テストのグローバルスタンダードとして世界約160ヶ国で実施されており、日本でも知らない人はいないぐらい有名な試験です。

学校教育の知識・教養としての英語というよりは、オフィスや日常生活における実践的な英語コミュニケーション能力を幅広く測定するテスト内容となっており、テスト結果が合格・不合格ではなくスコア(点数)で判定されるため、現状の英語力の把握や目標設定にも活用できます。

TOEICは年10回(1・3・4・5・6・7・9・10・11・12月)で全国約80都市で実施されており、受験料は6,490円と比較的リーズナブルです。ただスコア判定のため低い点数だと英語力が低いと判断される可能性もあるため、仕事や就職・転職で活かすのではあればスコア600点以上というのが1つの基準となります。

資格種類 民間資格
運営団体 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会
合格率 スコア(点数)評価
学習時間(目安) 【600点以上】450時間以上
【800点以上】850時間以上
※TOEIC経験者でスコアが高い程、学習時間が短くなります。
学習方法(参考)
試験対策をしっかりすれば、独学での高スコアを十分可能です

《独学用おすすめの参考書・問題集》

子育て生活に役立つ資格

ここでは、仕事ではなく、子育て自体に役立つ資格を紹介しています。

①整理収納アドバイザー

整理収納アドバイザーとは、片付かない原因を根本から解決し「散らかりにくく、片付けやすい」を叶える、整理収納のプロフェッショナルの資格となります。

「整理収納アドバイザー」の認定機関は「ハウスキーピング協会」であり、資格試験は1~3級までありますが、「ユーキャン」の通信講座を受講すれば独学・在宅で準1級までの資格取得が可能であり、概ね4カ月で資格取得が可能です。

育児をしていると、いつの間にか子供服や玩具等が増えていて、収納場所に悩んでしまう方は多く、また収納や整理整頓するのに時間がかかったりすることで、ストレスになることあります。

収納場所の悩みを解消したい方、収納の時間短縮を目指したい方は、整理収納アドバイザーの資格を取得してみてはいかがでしょうか?

 

資格種類 民間資格
運営団体 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会
合格率 【3級~準1級】100%(課題提出のみで合格のため)
【1級】60~70%
学習時間(目安) 最短4カ月
学習方法(参考)
認定講座を受けないと資格取得できないため、U-CANの通信講座がおすすめです。

②食生活アドバイザー

食生活アドバイザーは、プライベートから仕事まで、広く活用できる食の知識を身につけたスペシャリストであり、健康に対する意識が高まる中で、現在「食」に対する考え方も重要視されていることからも、今注目が集まっている資格とも言えます。

食生活アドバイザーについては、調理師や管理栄養士と違い、特別な受験資格も必要ないことから、年齢、性別、学歴、実務経験に関係なく、食生活に興味があればどなたでもチャレンジできます。

また合格率は2級で約40%、3級で約65%と、しっかりと学習すれば誰でも十分に合格を狙えることもなり、ユーキャンの食生活アドバイザー講座は、2級・3級の両方の試験に対応しているので、4ヵ月でダブル合格が目指せます。

子ども含めて家族の食生活や健康管理を大切したい方には、ぜひお勧めしたい資格の1つです。

資格種類 民間資格
運営団体 一般社団法人 FLAネットワーク協会
合格率 【3級】60%
【2級】45%
学習時間(目安) 最短2カ月
学習方法(参考)
2級、3級のダブル合格も可能!U-CANの通信講座がおすすめです。

 

③硬筆書写検定試験(ペン字検定)

硬筆書写技能検定試験とは、文部科学省や各都道府県の教育委員会も後援する検定試験であり、書写能力を示す資格試験であり、名前のとおり、ボールペンや鉛筆などの硬筆における書写能力を試す資格試験となります。

以前は「ペン字検定」の名称でしたが、長い歴史の中で累計受験者数がおよそ1,000万人にもなる人気の検定資格です。

最近ではSNSやメールでの連絡がメインとなり、字を書く機会も減ってはいますが、保育園や幼稚園へ子供を預ける際の連絡帳のやり取りは、未だ手書きが主流だったりするので、「キレイな字が書けるようになりたい」「子供にもキレイな字が書けるよう教えたい」という方には、ぜひお勧めの資格です。

資格種類 民間資格
運営団体 一般財団法人 日本書写技能検定協会
合格率 【1級】【準1級】10~20%
【2級】【準2級】40~50%
【3級】55~65%
学習時間(目安) 不明
学習方法(参考)
上位級を目指すなら、U-CANの通信講座がおすすめです。

転職に役立つ資格

育休明けに前の職場ではなく、新しい仕事にチャレンジしたい方向けの資格について紹介しています。

①ファイナンシャル・プランナー(FP)

ファイナンシャルプランナーとは資金計画の専門家であり、人生設計のアドバイザーとして、顧客のライフデザインを叶えるために資金計画を立てたり、資産運用のアドバイスを行ったりする専門家です。

社会保険や年金制度の知識に留まることなく、税金対策や相続対策、また郵貯金や不動産投資などの資産運用に関する知識、また生命保険や損害保険などのリスクマネジメントまで、幅広い知識を習得することができます。

なお、ファイナンシャルプランナーの資格は、国家資格と民間資格の2種類あり、国家資格は「ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能士)」の3級から1級まで、民間資格はAFPとCFPの2つがあります。

国家資格である「ファイナンシャルプランニング技能検定(FP技能士)」は名称独占資格ので、もし「ファイナンシャル・プランナー」と名乗りたい場合は、こちらの国家資格を取得すると良いでしょう。

資格種類 名称独占資格(国家資格)
運営団体 日本FP協会
試験内容 【1級】実技試験のも
【2級・3級】学科試験と実技試験
試験回数 【1級】 9月(年1回)
【2級・3級】 1月、5月、9月(年3回)
受験者数と合格率 【1級】受験者数:16,997人 合格率13.7%
【2級】受験者数:17613人  合格率62.6%
【3級】受験者数:22,999人 合格率76.7%
※2020年データを参考に作成
難易度(5段階) ★★☆☆☆(難易度2)

《人気の学習参考書3選》

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②医療事務

医療事務の仕事内容は、医療機関での受付や会計、レセプト(診療報酬明細書)作成などが代表的なものであり、高齢化社会の中で好不況にあまり左右されることなく、仕事として安定したニーズがあります。

医療事務に関する資格試験はいくつかありますが、代表的なものとして①医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)、②医療事務 管理士技能認定試験、③診療報酬請求事務能力認定試験などがあります。

どの医療事務の試験においても基本的に受験のための年齢制限や特別な資格は必要ありませんが、取りたい資格が決定したら、試験日から逆算して概ね4ヶ月~6ヶ月の学習期間を設けておくのが良いでしょう。

資格種類 民間資格
運営団体 一般財団法人 日本医療教育財団
合格率 60%
学習時間(目安) 200~300時間
学習方法(参考)
独学ならU-CANの通信講座がおすすめです。

③宅地建物取引士

宅地建物取引士は、不動産取引における専門家を指す国家資格であり、不動産関係の事業を行う場合は必須とも言える資格でもあり、まさに不動産に関する法規関連も網羅する不動産取引のスペシャリストです。

実際に不動産取引はとても高額となる一方で、顧客には不動産に関する専門知識や売買経験がほとんどないため、不当契約で顧客に損害が発生しないよう重要事項を説明するのも宅地建物取引士の仕事となります。

宅地建物取引士試験の合格率は15%台とやや難しい資格になりますが、不動産取引を行うには必要不可欠な資格とも言え、転職には有利な資格となります。

資格種類 必置資格(国家資格)
運営団体 一般財団法人 不動産適正取引推進機構
試験内容 【筆記試験】マークシート形式 50問
試験回数 【筆記試験】 10月または12月
受験者数と合格率 【筆記試験】受験者数:234,714人 合格率17.7%
※2021年データを参考に作成
難易度(5段階) ★★★☆☆(難易度3)

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育休を利用してワンステップ上の資格も

なお、育休中に資格を取得することも1つの方法ですが、育休中に基礎学習だけ済ませしまい、育休後に隙間時間を見つけて応用学習を行うことで、ワンステップ上の資格取得を目指す方法もあります。

特に国家資格のおける業務独占資格などは、試験の難易度も高く、年間の学習時間も何百・千時間と、かなりの学習時間が必要となることから、仕事や日常生活の隙間時間を見つけて学習するのはかなり大変です。

育休中に勉強し始めることで、必然的に学習時間を増やすことができるので、難易度の高い資格取得を目指してみるのも良いでしょう。

★ワンステップ上の資格取得はこちら↓

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