最近は夫婦共働き世帯も増えたことから、特に子供がいる共働き世帯では、育児と家事を夫婦で上手く分担している家庭も多いのではないでしょうか?
一方で、夫婦できちんと家事・育児の役割をきちんと決めたのにも関わらず、
子供の面倒もちゃんと見て欲しい!
それに保育園の送り迎えもしているじゃないか!
と、時に夫婦で口論やケンカになったりするケースも多いのではないでしょうか?
それもそのはずで、仕事と家事・育児をきちんと両立しようとなると、仕事の忙しさや育児のストレスから時間的にも精神的にも余裕がなくなってしまい、そのストレスを何かしらの方法で発散しようとしてしまうからです。
実際に、著者である私自身も仕事と育児を両立しようと切磋琢磨した経験がありますが、一日のスケジュールはというと、
6:00 起床
~朝食、自分の出社準備、子供の着替え等~
7:00 自宅出発
7:10 子供を保育園まで送迎
7:20 バスに乗って自宅最寄りの駅まで
7:40 電車に乗って会社最寄りの駅まで
8:15 仕事開始
~会社で仕事~
17:30 仕事終了
17:50 電車に乗って自宅最寄りの駅まで
18:10 バスに乗って保育園まで
18:30 子供を保育園に迎えに
18:45 帰宅
~夕食やお風呂の準備~
19:00 夕食
20:00 子どもと一緒にお風呂
21:00 子供の寝かしつけ
22:00 就寝
といった感じで、いつも時間に追われているという感覚があり、妻も仕事をしながら家事・育児をしていたので、その当時は夫婦ともその時間に追われているという「焦り」からか、精神的余裕があまりありませんでした。
そのため、仕事も家事も育児もきちんとやるとなると、時間的な焦りと精神的余裕の無さから、どうしてもストレスが溜まってしまうため、夫婦でフォローし合わなければならないところ、お互いにできていないところを指摘し合い、口論やケンカに発展してしまうというわけです。
そこで今回記事では著者自身の経験を通じて、夫婦共働きで、仕事と育児・家事を上手く両立させる方法の1つとして「時短家事」のテクニックについて紹介していきます。
時短家事は「良い意味で手抜きをすること」また「短時間で家事を終わらせること」で、時間的な余裕が持てること、また家事に対する負担感がなくなることで、精神的ストレスを減らすこともできるため、
夫が家事に積極的になってくれた!
これなら仕事で疲れててもできそうだ!
といったように、夫婦円満となる秘訣でもありますので、ぜひ参考にしてみてください。
【時短家事で実現できること】
・時短家事をすれば、時間的にも余裕が持てます!
・時間的余裕があれば、精神的ストレスを減らせます!
・ストレスが減ることで、夫婦ともに笑顔が増えます!
目次
夫婦共働きにおける家事負担の実態
時短家事を紹介する前に、まずが夫婦共働きにおける家事負担の実態について、簡単に解説していきます。
夫婦共働きが当たり前の時代
昔なら「夫は仕事で、妻は専業主婦」といった専業主婦世帯モデルが一般的だったため、夫は外へ出て仕事、家事・育児は妻(女性)が行うのが当たり前と考えられてきましたが、今では夫婦共働き世帯が多くなってきており、総務省統計局「労働力調査特別調査」や総務省統計局「労働力調査(詳細集計)」の結果においても、2021年(令和3年)で共働き世帯が約1,247万世帯と、専業主婦世帯(約566万世帯)の約2倍以上となっていることから、すでに「夫婦共働き世帯」というのが現在の世帯モデルとなっていることがわかります。
それでも難しい夫婦の役割分担
一方で、夫婦共稼ぎが当たり前となってはいるものの、実際の家事・育児の負担については、依然として妻(女性)の負担が多いのが実情です。
特に「家事」と言うと、食事や掃除、ごみ捨て等のように実際の作業をイメージしがちですが、日々の家庭生活を滞りなく送ることが出来るように「食材や日用品の在庫の把握」「食事の献立を考える」「家族の予定を調整する」といった家事のマネジメント、家庭生活のマネジメントも家事に含まれます。
この点について、「目に見えない家事」といった言葉があるように、ゴミ袋の設置やゴミの仕分け、トイレットペーパーの補充や、シャンプーや洗剤の在庫確認など、表立った作業ではないものの、家庭生活を営むうえでは必要不可欠な作業についても最近注目を浴びており、家事のマネジメントは細かいところまで多岐にわたっています。
なお、男女共同参画局「共同参画」2020年9月号によれば、家事・家庭生活のマネジメントについて、夫婦に分担状況を聞くと、「妻」「どちらかというと妻」との合計が、おおむね5割以上であり、さらに「食材や日用品の在庫の把握」「食事の献立を考える」に限定すると、おおむね8割以上が妻とのことであり、日々の家事や家庭生活をマネジメントする責任の多くは妻が担っていることがわかります。
男性の労働時間は上昇
一方で夫(男性)はというと、こちらは今も昔も仕事中心の生活であることに変わりありません。
こちらも男女共同参画局「共同参画」2020年9月号によれば、仕事をしている人の「仕事のある日」を時間別に見ると、妻(女性)の「家事時間」は家族類型(単身世帯、夫婦のみ世帯・子育て世帯)により大きく異なりますが、夫(男性)の場合は家族類型によりほとんど異ならないという傾向があります。
また子育て世帯となると、妻(女性)の「家事時間」「育児時間」がそれぞれ2時間以上であるのに対して、夫(男性)はいずれも1時間前後と、妻の約1/2しかありませんが、その一方で仕事時間になると約10時間以上と労働時間が長くなる傾向にあります。
これは子育て世帯は比較的30代の男性が多く、仕事でも一定の役割や地位が与えられる年代でもあるため、単独世帯や夫婦のみ世帯と比べると、労働時間が長くなる傾向にあります。
時間的ストレスが不満の原因になる
実態からすると、夫婦共働きとは言っても、どちらかというと妻(女性)の方に家事・育児の負担が多く、夫(男性)は仕事中心の生活となっていることがわかりますが、夫婦共働き世帯の場合は、夫婦の働き方によって家事・育児おける役割分担も異なってくるので、その世帯ごと(夫婦)で十分に話し合いのうえ、家事・育児の役割を決めていくことが大切です。
ただし、仕事・家事・育児を両立するとなると、必ず問題となるのが「時間」です。
実際の仕事と家事・育児を両立している親の声を聴くと、
・朝から子供の登園準備をしながら、自分も出社時間に追われているので焦ります。
・朝5時に起きても、子供が泣いたりグズッたりすると、色々と進まなかったりするのでイラッとします。
・毎朝家がぐちゃぐちゃのまま出勤するで、地味にストレスがたまります。
出典:ポピンズシッター
と言ったように、時間がないことに対する直接的な声もあれば、
・子供と一緒に寝落ちしてしまい、結局夜の一人時間も消える
・育児自体にまだストレスはないけど自分の時間がゆっくり取れないことへのストレスがある。
・仕事はやるからには迷惑をかけないようにやりたいが、子どもとの時間が減っていくのがつらい。
出典:ポピンズシッター
と言ったように、思うように時間が使えないことに対する声もあります。
ただいずれにしても、「時間的に余裕がない」ことに対する精神的ストレスであり、その結果「私だけ頑張っているのに夫は?」「俺だけ頑張っているのに妻は?」という思考につながり、どんなに仲の良い夫婦でも、口論やケンカに発展したりするのです。(この点口論やケンカをしてしまったことで、さらにストレスを感じてしまうこともありますが、そこはあくまでも「時間」が原因ということで考えるのが良いでしょう)
ストレスを溜めない「時短家事」のススメ
ストレスを抱え込まないためには「時間的ゆとり」を持つことが大事ですが、仕事・家事・育児の中で一番時間的に調整をしやすいのが「家事」です。
この点について、仕事はどうしても責任を伴いますし、また労働時間決めらているので時間調整がしにくく、育児は子供中心の時間となるため自分主体で時間調整をすることが難しいことから、自ずと「如何に家事を効率良くするのか?」ということを考えている人も多いのではないでしょうか?
ここでは家事の項目をいくつかに分けて、実際の著者の家庭で行った「時短家事」の方法をいくつか紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
時短家事①部屋掃除
夫婦共働きとなると、仕事のある平日に掃除というよりは、仕事休みの土日に掃除をする家庭も多いのではないでしょうか?
時間的にも精神的にも余裕があれば、仕事休みの日に「さあ!掃除をしよう!」と思えますが、その日の気分によっては、
子供の面倒をみながらの掃除は大変だな。
と思う方もいるのではないでしょうか?
そのような場合は、気軽に掃除できる道具を準備して「いかに時間と労力をかけずに掃除をできるのか?」という視点で考えるとストレスを減らすことができます。ここでは気軽に掃除できる家電(道具)を3つ程紹介します。
掃除ロボット
掃除ロボットはその名のとおり、勝手に掃除をしてくれるロボットです。
何といってもロボット掃除機の良さは、電源を入れて放っておけば部屋の床を勝手に掃除してくれることであり、そして、バッテリーが切れそうになったら自分で充電台に戻って充電を開始するという知能を備えていることです。また都度新モデルが販売されており、最近では自分で掃除する部屋の広さや障害物の有無を検知して、掃除する最短ルートを自分で学習する機能も備えられており非常に優秀です。
夫婦共働き世帯にとって一番有難いのが、夫婦ともに仕事で家に誰もいない時でも、掃除ロボットが勝手に家を掃除してくれるため、常に家が綺麗な状態になることから、
「掃除しなくちゃいけない」というストレスが無くなった!
という声も多く「夫婦で忙しいのだから、掃除ぐらいはロボットに任せてしまおう」と掃除ロボットを購入する家庭は非常に多いです。
なお、掃除ロボット自体はピンからキリまであり、値段の幅は1万円台から10万円台のものまで様々ですが、人気のモデルは15,000~50,000円程度となっていることからもお手頃価格と言えるでしょう。一方で吸引力の低さから完璧に部屋が綺麗になるとまでは言えませんが、少なくとも掃除というストレスから解放されるためにも、ぜひ最初に購入を検討してみたい家電の1つです!
コードレス掃除機
掃除ロボットを購入した場合でも購入しなかった場合でも、部屋を綺麗にするためにはどうしても自分たちでやる必要もあります。
先程の掃除ロボットの時と同様ですが、いざ自分で掃除しようとなると、
しかも重くて使い勝手が悪い。
と、どうしても仕事や育児で疲れているとなると、掃除への1歩が踏み出せない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方にはコードレス掃除機がお勧めです!
コードレス掃除はその名のとおり、コードのない充電式の掃除機であり、通常の掃除機と異なり、軽量で気軽に使えることからも、夫婦共働き世帯にはピッタリの掃除機です。
特にコードがない分わざわざコンセントを差し替える必要はなく、どこへでも持ち運びが可能であり、階段があっても本体とスティックが一体型なので、段差を気にする必要はありません。また最近のモデルはおしゃれなデザインのものも多く、収納スペースを必要とせず、リビングにインテリアとして置いておくこともできます。
実際に、
これなら疲れていても気軽に掃除できる!
と言った声も多く、
コードレス掃除機は軽量かつ気になった時に気軽にすぐ使えることから、仕事で疲れている場合でもすぐに使えますし、掃除になれていない男性の方にも非常に人気があるので、ぜひ時短家事のために購入を検討してみると良いでしょう!
ハンディクリーナー
最後に部屋掃除として購入を検討したいのでが、コードレス掃除機よりもっと手軽に使える「ハンディクリーナー」です。
こちらは掃除機よりもっと気軽に使えるツールであり、テーブル周りやソファ周りなどのちょっとだけ気になったゴミを掃除するのに便利なツールです。
時に育児をしているとなると、子供の食べかすが机や椅子下落ちていることは日常茶飯事であり、その時にサクッと掃除したい時には、コードレス掃除機ではなく、もっとコンパクトなハンディクリーナーが非常に便利です。
またその便利さから、仕事のある日でも隙間時間を利用して、簡単に身の回りの掃除ができることから、
子供の食べかすとかサクッと掃除できる!
と言った声も多く、価格も数千円単位からなので、小さい子供がいる家庭にとっては非常に有り難いツールなので、ぜひ購入を検討してみると良いでしょう!
時短家事②風呂掃除
できれば毎日キレイなお風呂に入りたいと、家事の中でも仕事休みの日にお風呂掃除をする家庭は多いのではないでしょうか?
結構男性(夫)がお風呂掃除をやる家庭が多いとも聞きますが、いざ掃除をするとなると、
結構力も使うし、疲れるんだよな。
と、お風呂という狭い範囲の掃除ではありますが、意外と力作業だったり、腰を低くして洗ったりと、体に負担がかかる作業なので、仕事・育児で疲れていると後回しになってしまう方もいるのではないでしょうか?
そんな時は、「いかに楽して掃除ができるのか?」と考えて、お風呂グッズを工夫してみると良いでしょう!ここでは便利なお風呂グッズを3つ程紹介します!
電動バスポリッシャー
お風呂を洗う時はブラシやスポンジでゴシゴシ洗うのが一般的ですが、結構力を入れないと汚れが落ちなかったり、バスタブで腰を低くして洗ったりと、結構骨の折れる作業だと感じる人は多いのではないでしょうか?
そんな時に便利なので、電動バスポリッシャーです!
電動バスポリッシャーとは、その名のとおり電動でブラシが回転するスティック状の掃除道具となり、その便利さから、実際に使ってみた人の中でも
力も必要ないから疲れない!
といった声が多く、非常に「楽に」「気軽に」掃除ができます。
また数千単位でお手軽に購入できることからも、今までお風呂掃除が苦手だった方にはぜひともお勧めしたいツールの1つです!
ソースディスペンサー(壁掛け)
掃除をする際に、シャンプーボトルや石鹸台、カミソリや洗面器など床に物があると、
物をどかす作業が面倒なのよね。
と思った方は多いのではないでしょうか?
お風呂掃除のコツとして、楽に掃除するためには、お風呂に極力を物を置かないことが大切であり、最近では壁掛けタイプのお風呂グッズが多く販売されていますが、その中でもお勧めなのが「ソープディスペンサー(壁掛け用)」です。
ボディソープやシャンプーなどを壁掛け式にすると、お風呂掃除をする際に「物をどかす」という作業が省けたり、またボトル底の滑り(汚れ)も気にならなくなりますので、ぜひお勧めしたい商品の1つです。
お風呂掃除が楽にできる!
珪藻土バスマット
ご家庭でバスマットを使用している家庭は多く、バスマットはそのまま放置しておくとカビが生えたりするため、こまめに洗濯している方も多いのではないでしょうか?
ただ毎回洗ったり干したりをするのも少し大変だなと思う方は、珪藻土バスマットがお勧めです。
時短家事③食器洗い
家事の中でも毎日あるのが「食器洗い」です。
実はこの「食器洗い」に費やす時間というのは馬鹿にならず、食器洗いに必要な平均時間は1回あたり約20分とされており、朝晩2回洗うするなら一日40分洗っている事になります。
これは年間ベースで考えると約240時間という食器洗いをしていることになります。
そのため、
何か良い方法はないかな?
と思っている方も多いはずです。
もし食器洗いの時間が減れば、時間的ストレスはかなり軽減できるのは間違いなし!
そこでお勧めなのが「食器洗浄機」です。
すでにご存じの方も多い「食器洗浄機」ですが、食器洗浄機に洗い物をセットをする時間は1回あたり約5分とされており、一日に朝晩2回使用しても10分程しかかかりません。
つまり通常の手洗いを考えると一日約30分の時間節約になり、年間で考えるとなんと180時間の時間の節約になるのです!
食器洗浄機と言えば、少し大きくてキッチンスペースがないと設置できませんでしたが、今ではスリムタイプやシンク備え付けのものあるため、ぜひお勧めしたい商品です!
その分自分の時間が持てる!
時短家事④料理・食事
※準備中
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