労働時間・休暇・休日

【わかりやすく解説】育児休業期間中の社会保険料免除~育休中の手取り収入は実質90%!~

シェアよろしくお願いします!

【わかりやすく解説】
育児休業期間中の社会保険料免除
~育休中の手取り収入は実質90%!~

子供が生まれて育児をするとなると、育児に専念するために育児休業を取得する人は多いと思います。最近では女性だけではなくて男性の育児休業取得も注目を集めるようになりました。実際に育児休業を取得する際は、いつから仕事を休んでいつ復帰するのか、?休んでいる場合の収入はどうするのか?といった具体に、育児休業期間=時間の問題と、育児休業給付金=お金の問題に目が奪われがちですが、もう1つ重要なのが、育児休業期間中の社会保険料免除制度になります。その理由は1つで、社会保険料が月収(額面)の約15%前後を占めるからです。
この15%の社会保険料が、育休中の収入にどのように影響してくるのか?わかりやすく解説していきたいと思います。

社会保険料免除について

まず社会保険料免除については、育児休業や介護休業を取得する場合、その休業期間中の健康保険料・厚生年金保険料を免除する制度になります。この健康保険料と厚生年金保険料は労使折半であり、会社が保険料を納付する義務があります。また従業員が払うべき保険料は、会社から支払われる給料から前月分の健康保険料と厚生年金保険料が自動的にチェックオフ(控除)される仕組みとなっていますが、これが休業期間中は全額免除となります。

実際に免除となる期間は、育児休業を開始した日の属する月から育児休業を終了する日の翌日に属する月の前月までとなります。通常、育児休業は子供が1歳になるまでの期間を対象としていますが、保育園に入所できない等の場合は、1歳6ヶ月または2歳になるまで延長され、延長された期間も社会保険料は免除となります。

※女性の場合は産前産後休業中の社会保険料も免除になります↓

社会保険料のどうやって計算されるのか?

社会保険料は労使折半のため、従業員負担分は給与からチェックオフされ、会社がまとめて納付する義務を負います。そのため社会保険料は高いと思われる方でも、実際どのように計算されているのかを知っている方は少ないかもしれません。実際に皆さんの給料からチェックオフ(控除)されてる社会保険料については、以下のとおり計算されています。

【社会保険料の計算式】

  1. 健康保険料=標準報酬月額× 健康保険料率 
  2. 厚生年金保険料=標準報酬月額×厚生年金保険料率

まず健康保険料率については、健康保険組合によって料率は異なり、協会けんぽで加入している場合でも都道府県によって料率は異なります。また 40歳から64歳までの人については 介護保険料も含まれるため保険料が割増となっています。一方で厚生年金保険料率については、会社に雇用されている会社員であれば一律同じ料率となります。

また標準報酬月額というのは、保険料を計算する際の基礎となる金額を言います。具体的に言えば、月収のランク(範囲)に応じて一律に定めらている金額であり、月収に比例して上がったり下がったりしますが、実際には月収(額面)と同等の金額が設定されています。

【標準報酬月額の具体例】

  • 月収(額面)290,000円~310,000円⇒標準報酬月額300,000円
  • 月収(額面)395,000円~425,000円⇒標準報酬月額410,000円

もう少し具体的に知りたい方は、【全国健康保険協会HP】を見てみると良いでしょう。

社会保険料が月収(額面)に占める割合は?

皆さんは「社会保険料が月収(額面)に占める割合がどれくらいか?」を考えたことはありますでしょうか?実際に結構な金額が給与からチェックオフされているので、ここでは会社員の人を想定して、月収ごとによる社会保険料負担額を以下のとおり一覧にしてみました。

 

ご覧のとおり、月収(額面)に占める割合は約15%ということがわかります。
ちなみに健康保険料率については、加入先が「健康保険組合」か「協会けんぽ」かによって異なりますし、また「協会けんぽ」の場合でも都道府県によって異なりますが、健康保険料率はそれ程差はなく、40歳~64歳の場合の健康保険料率は12%前後(自己負担分は半分の6%前後)、それ以外の年齢の場合の健康保険料率は10%前後(自己負担分は半分の5%前後)となります。
一方で厚生年金保険料率については、会社員であれば一律同じであり、厚生年金保険料率は18.3%(自己負担分は半分の約9%)となります。

・40~64歳の場合
健康保険料率(自己負担分)が6%前後+厚生年金保険料(自己負担分)が約9%=約15%
・上記以外の年齢の場合
健康保険料率(自己負担分)が5%前後+厚生年金保険料(自己負担分)が約9%=約14%

育児休業後の手取り収入は実質90%!

育児休業給付金とは育児休業期間中に支給される給付金であり、育児休業を取得する前の平均月収(半年間)をもとに計算されます。また育児休業中が無収入の状態であれば、育児休業給付金の給付率は育児休業を開始してから半年間は67%となるため、月収の67%が支給されることとなります。ただし、ここでいう月収というのは手取り額ではなく、あくまでも社会保険料や税額控除前の額面の金額であり、固定給に加えて残業代や通勤手当等も含まれて計算されます。加えて社会保険料分の15%が免除されるため、手取り金額ベースで言えば育児休業前の約80%が給付金として補償されることとなります。

なお、ここでもう1つ重要なのは、

  • 住民税は前年所得をベースに課税されるため、育児休業期間中でも納付しなければなりませんが、育児休業給付金は非課税(無収入扱い)のため、来年度の住民税は安くなること
  • 月収(額面)については、固定給に加えて残業代が含まれているのが一般的であることからすれば、残業をしていない状態でも育児休業給付金によって残業代も補償されていること

よって、住民税が月収(額面)に占める割合が概ね5%程度、残業代が月収に占める割合は業界や個人差があるものの平均5~6%程度であることからすれば、その分も含めると育児休業後の手取り収入は、休業前の実質90%となります。

最後に

つまり、育児休業給付金の給付率だけを考えてしまうと月収の67%程度で心もとないと思うかもしれませんが、手取り収入ベースで考えれば90%近い補償となるので、かなり安心できるのではないでしょうか?
ちなみにこの社会保険料免除については、育児休業を申し出れば会社が手続きを行ってくれるため、費用対効果としてはかなり抜群です。
育児休業中はできるかぎりお金の不安はなくしてストレスがないようにすることがベストです。社会保険料免除の仕組みを理解することで、収入面の不安を解消され皆さんが子育てに専念できれば幸いです。

育児費用も抑えたい方はオンラインショップでの買い物がオススメです!

★写真で商品が確認できて安心(会員特別価格も魅力的!)
カトージオンラインショップ
★比較的低価格でオシャレな商品をお探しの方にオススメ
BETTA
★抱っこ紐がメインのオンラインショップ
【napnap 抱っこひも】公式オンラインショップはこちら!
★知育玩具のレンタルショップ
「おもちゃコンシェルジュ」が個別プランニング【キッズ・ラボラトリー】

児童手当を有効活用したい方にオススメです!

★子供のために貯蓄したい方は学資保険がオススメ↓
■学資保険

★学資保険以外での貯蓄を検討したい方はこちら↓
■たくさんある保険を一人で選ぶの?【保険見直しラボ】

★育児休業給付金について詳しく知りたい方はこちら↓

★育児休業期間と延長について詳しく知りたい方はこちら↓

 

シェアよろしくお願いします!

【児童手当】何歳までもらえるのか?所得制限・申請のタイミングについても解説!前のページ

国民年金保険料の支払方法~クレジットカード払いでポイント還元!~次のページ

関連記事

  1. 社会保険・年金制度

    【在職老齢年金制度をわかりやすく解説!】働きながらの年金、おすすめの受給方法とは?

    【在職老齢年金制度をわかりやすく解説!】働きながらの年金、おすすめの受…

  2. 社会保険・年金制度

    定年再雇用で収入が激減!受給できる年金も減る?

    定年再雇用で収入が激減!受給できる年金も減る?定年の引き上げや…

  3. 社会保険・年金制度

    【わかりやすく解説】年金生活者支援給付金とは?~給付内容と手続きの流れ~

    【社労士がわかりやすく解説】年金生活者支援給付金とは?~給付内容と…

  4. 時事問題

    育児休業給付金が給与の80%まで引き上げ??政府が検討へ

    引用記事:「育児休業給付金、給与の80%へ引き上げ 男性取得推進へ検…

  5. 社会保険・年金制度

    年金は何歳からもらうとお得?~繰り上げ・繰り下げ支給を徹底解説!~

    年金は何歳からいくらもらうのがお得?~繰り上げ・繰り下げ支給を徹底解説…

  6. 社会保険・年金制度

    年金不安はこれで解消! 個人型確定拠出年金(iDeCo)の正しい始め方とは?

    年金不安はこれで解消!個人型確定拠出年金(iDeCo)の正しい…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

  1. 労働時間・休暇・休日

    【社労士がわかりやすく解説】育児休業給付金はいつからもらえるの?いつまでもらえる…
  2. 労働時間・休暇・休日

    【わかりやすく解説】育児休業の期間はいつからいつまで?延長出来るケースとは?
  3. 労働時間・休暇・休日

    【パパ休暇】【パパ・ママ育休プラス】育児休業給付金の延長と上手な活用方法をわかり…
  4. 労働時間・休暇・休日

    【パパ休暇】【パパママ育休プラス制度】 男性の育休期間はいつからいつまで?
  5. 労働時間・休暇・休日

    【わかりやすく解説】育児休業期間中の社会保険料免除~育休中の手取り収入は実質90…
PAGE TOP